たるみはなぜできる?
見た目年齢を大きく引き上げるしわやたるみ。老けた印象を与えるだけでなく、表情も暗く見えてしまいます。たるみが気になる、たるみを何とかしたいとお悩みの方、たるみの原因を知り早めにアプローチすることが大切です。
たるみとは?
たるみとは、以下のことが肌に起きている状態のことを指します。
- ・肌の弾力の低下
- ・表情筋の衰え
- ・血行不良、血流不足
- ・皮下脂肪の肥大化
見た目としては肌にハリがなくなり、皮膚が下がってきてしまっている状態のことです。一般的には、肌がたるんできてしまうと老けて見えるようになるため、たるみはエイジングサインの一つとして知られています。
たるみが目立つ原因
たるみは以下のようなことが原因で目立つようになります。
女性ホルモン(エストロゲン)の減少
女性は40歳前後で、肌と密接な関わりのある女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減少していきます。その結果、肌のハリや弾力に欠かせないコラーゲンやエラスチンの量も減少し、肌のハリと弾力が弱くなって下方に伸びることで、たるみが目立ちます。
皮下脂肪の衰え・肥大化
表皮・真皮の下にある皮下脂肪が加齢とともに肥大化し、重力に逆らうことができずたるみます。
外的要因/内的要因
- ・紫外線
三種類ある紫外線のうち、長い波長を持つA波(UVA)は真皮まで届く紫外線です。真皮に紫外線が届くと、肌のハリを保つのに必要なコラーゲンとエラスチンの構造を破壊するため、肌は弾力を失い、たるみが出てきます。 - ・乾燥
乾燥は肌の正常な機能を低下させる原因となります。乾燥がバリア機能を低下させることでターンオーバーが乱れて、小じわやたるみが目立つようになります。 - ・ストレス
ストレスを感じると血管が収縮します。それにより、たるみの原因である血行不良やバリア機能の低下を招くことになります。 - ・活性酸素
体内に活性酸素が蓄積されると、真皮にあるコラーゲンにダメージを与えるため、たるみやしわを目立たせシミやくすみの原因にもなります。 - ・糖化
体内で糖がタンパク質と結合すると、タンパク質の機能が低下する糖化が起こります。真皮にあるコラーゲンとエラスチンはタンパク質であるため、これらが糖化すると真皮は弾力性を失い、たるみやしわの原因になります。
たるみにもう悩まない!すぐにできる対策とは?
先述した様々な原因によって、肌はたるんでしまいます。たるみは目立ってくるほど改善が難しくなるため、気になり始めたら早めの対策に取り組むことが大切です。たるみの対策方法には、大きく分けて以下の二つの方法があります。
スキンケア~高品質な保湿化粧水・美容液などで肌にハリを与える~
たるみは、主に女性ホルモン(エストロゲン)の減少、紫外線や乾燥によるダメージなどによって起こるため、保湿とUVケアの両方をしっかり行うことが重要です。オーガニック植物の恵みを贅沢に配合した保湿化粧水・美容液などで、年齢によってつくり出す力が弱まるセラミド、保湿成分のヒアルロン酸などを角質層に補い、肌にハリを与えましょう。たるみを加速させる紫外線は日焼け止めだけでなく、化粧下地やファンデーションなどのベースメイクも、UVケアできるものをチョイスしましょう。
エクササイズ~表情筋が衰えないよう鍛える~
表情筋とは、表情をつくる時に使う筋肉のことで、皮膚と直につながっています。顔の肌は、表情筋によって支えられているため、表情筋が衰えると肌にハリがなくなり、たるんでしまうのです。表情筋は、日常生活ではあまり使われない筋肉ですから、意識的に動かして鍛えるようにしましょう。表情筋を鍛えるエクササイズは色々ありますが、手軽にできる方法をご紹介します。
- 1.鏡の前に立ち、まず上の歯だけが見える笑顔をつくります。
- 2.笑顔をつくる際は、口角と頬を引き上げながら目を思い切り開いて、目の周辺にある筋肉も動かします。
- 3.指の腹を使って頬を押し上げたまま、5~10秒キープします。
頬が上がると口角も上がり、相手に与える印象も変わります。ハリのある肌を目指すためにも、頬が上がった状態を筋肉に形状記憶できるよう、継続して行いましょう。
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